こんにちは。
開発部のN.A.です。

以前、12星座占いについて以下の記事を作成いたしました。
まだご覧になられてない方は、以下よりご拝読して頂けますと幸いです。
12星座占いと西洋占星術

前回の記事では、12星座占いの区分はすごく漠然としたものであると紹介させていただました。
そして今回は、西洋占星術ではどのようなことを見ていけるのかをいくつかの具体例を挙げつつ紹介していけたらと思います。


【はじめに】

日本において、西洋占星術は、いまだにエンタメ要素として根強いものがありますが、海外においては、人生の大きな決断の一翼を担うことは珍しくありません。
それ故に、日本ほど娯楽色は強くなく、自らの占断結果を口外することは滅多にしないそうです。
これらは、どちらが良いと一概には言えませんが、たかがエンタメ程度という認識では、少々勿体なく感じるところではあります。

その為、この場をお借りして少しずつ紹介していき、興味を持って学ばれる方が少しでも増えれば幸いです。
勿論、私は西洋占星術及び他占術のプロでもなんでもありません。
あくまでも趣味程度に自分の人生の判断材料の一つにできれば良いなと学んでいるに過ぎないです。
願わくば、自らの占断能力の向上とともに同じ趣味を持つ人が出来ればうれしく思います。

前置きはこの程度にさせて頂き、早速ご紹介していきます。


【Natal Chart (出生図)】

この図は「今生の指南書」と呼ばれているものです。
どのような目標をもって生きていくと自らの能力を如何なく発揮できるのか、目指した方が良い自らの「理想像」を示すと言われております。
これより様々な図を紹介していきますが、それらの図の中で最も基本となる図です。

例えば、1室は自らの生まれた時から所持している能力や見た目から与える印象や性格など「先天的な能力」を表します。
4室は「家庭内や地元」を表し、どのような関係性の傾向があるのか示すと言われております。
6室は「職場、学校内、ペット、奉仕すること、健康」などを司ります。
9室は「海外、高等教育、専門性」を司ります。
10室は「社会的な立ち位置」を表し、社会の中での自らの立ち位置を司ります。
12室は「精神性や手の届かぬところ」などを司ります。
1~12室の中で6種類の室(以下より、ハウス)を取り上げてみましたが、これだけではまだまだかなり漠然としたものだということがわかるでしょう。
これらのハウスと呼ばれる概念の中に、前回紹介した「太陽、水星、金星、月、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星+小天体」を配置し、さらに「AC / DCなどの地平線」と「MC / ICなどの子午線」を用いて占っていきます。
ブログchart


【8th Harmonic Chart (第8調和図)】

この図は、今生の到達点を示すと言われております。
Natal Chartが示す指南書に対しての「今生の結果」とも言えます。
これだけ書くと、「指南書なんて見なくてよい、今生の結果だけを重視し、結果に沿った行動をすればよい」と誤解しそうになりますね。
しかし、西洋占星術では、良いことも悪いことも表裏一体という考え方をする為、どんなに素晴らしい配置をお持ちでも、使いこなせない以上、その配置が示す悪い意味として顕現すると考えます。
例えば、月と火星が何らかの角度を形成した場合の良い意味での解釈であれば、一例として「行動の速さ、機敏な反応、立ち直りの速さ」などを表しますが、この配置を良い意味で使いこなせない結果、悪い意味で現れた場合は「攻撃性、短気さ、トラブルメーカー」などの象意として表れやすいと言えます。
その為、西洋占星術を用いて占断する場合は、明確な占断対象が必要と言えるでしょう。
何かしら困っている事柄がある場合は、自らの配置の悪い面が顕現しているため、良い意味での用い方を考える必要があると言えます。
8th_Harmonic_Chart_Blog


【Solar Return Chart (太陽回帰図)】

この図は「ある年の1年間の運勢」を見るために用います。
西洋占星術では、いくつか、時の運勢を見る方法がありますが、このSolar Return Chartでは、自らの出生図が年を取った結果どのように動き、どのような配置を形成するのか見ていく手法になります。
一つ一つの天体の動くスピードは違うため、同じ1年でも星の動くスピードによる影響の差も現れます。
あくまでも自分の内なる天体が動いた結果として、どのような影響をもたらすのかを見ていく手法です。
Solar_Return_Chart_Blog


【今回のまとめ】

ここまで、ご覧いただき誠にありがとうございます。
今回は【Natal Chart (出生図)】【8th Harmonic Chart (第8調和図)】
【Solar Return Chart (太陽回帰図)】の3つの図を簡単に紹介させていただきました。

西洋占星術もIT系統の知識と同様に知識の量が増える程、扱える占術の幅が増えていきます。
その為、学べば学ぶほど、自己分析及び様々な分析の種類が増えていくと言えます。

私は趣味で学び始めて早10年、思えば一番長く続いている趣味が西洋占星術の勉強と言えますが、それでも、まだまだ分からないことが多いのが現状です。
恐らく、私の一生を通じて嗜む趣味となるに違いありませんが、この面白さをもっと多くの人に知っていただき、解釈の議論などもしたいものです。

今年も残り半分弱となりましたが、引き続き、資格勉強を通してIT系統の知識の習得に努めてまいりたいと思います。
そして、来年度からは、覚えた知識をアウトプットしつつ形にしていけるように致します。
最後になりましたが、コロナに負けずに頑張っていきましょう!